2015/10/12

ESO 58 死の罠

【リヴィーネの手記】


 グアルで道を駆け、兵士達と合流した。
 Commander Renliに私がNarsisからの援軍であることを伝えた。どうやら彼らは不利な状況下にいるらしい。詳しくはCaptain Diirilに話を聞くよう言われた。



 Captain Diirilは、Mournholdへと続くこの道は安全ではないと言った。Maulbornが商人達の野営地と道を占拠しているため、彼らHlaalu家の兵士達はこの辺り一帯を封鎖しているそうだ。
 ここは交易において重要な道であるため、何としてでも取り戻したいようだ。
 偵察に行かせた斥候達がまた帰ってこないらしい。私は彼らの身に何が起こったのかを調べることにした。




 残されていたわずかな痕跡を元に、斥候のMamyneを見つけた。
 彼女曰く、Maulbornの錬金術師、Llodos plagueを生み出した張本人であるMerdyndrilは、この病気をより強力にしつつあるのだという。
 そして、この疫病をこっそりMournholdへ持ち込み、都市中を感染させようとしているのだと。
 Mournholdへの疫病の持ち込みを阻止するためには、偽造された公的書類である積荷目録を奪えばいいそうだ。そうすれば、奴らは何もMournholdへ持ち込めなくなる。
 こっそり奪うのは得意だ。




 斥候の側で、Kothollというノルドの傭兵と出会った。彼はMaulbornが襲撃してくるまでは、商人の野営地の護衛をしていたそうだ。
 彼のおかげで、Mamyneは負傷しつつもこっそりと生き延びられたようだ。
 それで、頼みごとをされた。野営地にて、鍵のかかった三つの箱の中身を取ってきてほしいと。鍵は殺された商人達が持っているそうだ。彼はその中身を命をかけても守るという誓いを立てているようだ。
 中身が分からないのは気になるけど、まあ、いいでしょう。




 ノルド、ダンマー、アルゴニアンの商人の死体を探り、鍵を手に入れた。
 襲いかかってきたMaulbornの連中を返り討ちにすると、ちょうど彼らが積荷目録を持っていた。




 野営地にあった箱から中身を手に入れた。宝石に、装飾品に、色々な種族の記念品。どれも誓いを立ててまで守るものには見えないけど……。




 Kothollは私に嘘をついていたことを告白した。
 商人達は、実は彼への支払いを遅滞していたそうだ。そこにMaulbornの襲撃があったため、彼は金銭的に困ってしまったのだという。
 少し迷ったが、お腹を空かせた子ども達がいるという言葉は嘘ではないと思ったため、彼に商品を渡してあげることにした。これらを売った時の相場も彼が遅滞されていた賃金の額も分からないけど、まあしばらくは家族が全員食べていくことができるでしょう。



 斥候のMamyneに奪い取ってきた積荷目録を渡した。
 これで時間が稼げると喜んでくれた。
 次の一手は、彼女以外の斥候の捜索だ。彼女は何人かの捕まった斥候が北にある洞窟へ連れて行かれるのを見たという。
 体力を消耗している彼女をDiirilへの報告に戻し、私はその洞窟へ行くことになった。




 彼女が洞窟と言ったのは、デイドラの遺跡のようだ。これから内部を探索する。




 入ってすぐの場所で、斥候を一人発見した。
 負傷し意識が朦朧としていたので回復させつつ話を聞いた。
 まず、Maulbornの者に疫病への耐性を付与しているアルケインの守護石があるそうだ。それはVoxからの贈り物らしい。
 それから、他のHlaalu家の斥候は殺されたか、感染させられ化け物に変わってしまったそうだ。
 ここの深部にあるという、疫病からの耐性をMaulbornに与えている三つの石を破壊するのを最優先にしようかしら。





 デイドラ遺跡の祈祷所か何かだったところに、三つの石がそれぞれ置いてあった。破壊した。
 ちょっとあのIndoril家の親子のことを思い出した。Holgunnは元気にやっているだろうか。




 戻ったところ、あの斥候は死んでいた。私の回復魔法は意味をなさなかったようだ。
 その代わり、Captain DiirilとNarsisで会ったVaronがこの洞窟に来てくれた。
 彼は、Mournholdへ運ばれそうになっている疫病の積荷を破壊する計画について話してくれた。Maulbornが運搬中しているところを、崖の上から射手に射させる手はずのようだ。それなら兵士達は距離を保ち、疫病に感染しないようにできる。
 この指揮を取るのはあのNaryu Virianだそうだ。では、私は射手を守り、計画が滞りなく進むことを後押ししよう。




 射手は見事に役目を果たしてくれたし、私達はMaulbornの攻撃から射手を守りきることができた。
 しかし、壊した木箱からの疫病が広まる速度は予想よりずっと早く、ここまで来るのに使った洞窟ですらもう通れなくなってしまった。
 疫病の強化の研究は、私が考えていたよりずっと優れた成果を上げたらしい。瘴気に触れただけで重度の感染者になるそうだ。何という凶悪な病だろう。

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