2016/04/03

Mo 10 気のない依頼

【ヴェナサの手記】


 ブレイズのギルダンはウッドエルフの女性だった。
 助言を求めたところ、バルモラの戦士ギルドのウェイン(Wayn)という人物が麻痺や毒の付呪が施された武器を売っていると教えてくれた。流石はナイトブレードといったところか。
 彼女はレドラン家のフラール家やテルヴァンニ家との紛争を見張っているそうだ。レドラン家の評議会は一般公開されているので、楽な仕事らしい。
 それから、噂話として、ポットの中のラット亭(the Rat in the Pot)にて商人がゴーストゲート(Ghostgate)へ行く誰かを探していると教えてくれた。フリーランスの冒険者として、そういう依頼を受けてみるのも悪くはないかもしれない。








 ラットの中のポット亭、違う逆だ、で昼食を取った。シロディール風の味付けで美味しかった。それから、噂の依頼主、アディバエル(Adibael)というダークエルフと話した。
 彼は最愛の娘から、彼女の友人を探すよう頼まれたそうだ。その友人は、レッドマウンテン(Red Mountain)に向かったらしい。彼がそこで死ぬ前に止めてくれと頼まれたという。
 しかしアディバエルはその娘の友人がどうなろうと知ったこっちゃないらしく、その男がレッドマウンテンに行ったのならゴーストゲートを通ったはずなので、そこで話を聞けと言われた。ボロを着たアッシュランダーが一人で山を目指すなんて、そうそういるはずはないからと。
 彼は200ドレイクを前払いしてくれた。私は結果の報告の義務もないどころか、この金を持ち逃げし、ゴーストゲートへは全く行かなくったって構わないと言う。彼は娘の友人のことを好いておらず、それどころかいなくなった方が娘のためだと思っており、ただ単に娘に約束は果たしたと手紙を書きたいだけなのだそうだ。
 彼はもうすぐこの町を離れるという。本当に報告を聞く気はないようだ。
 レッドマウンテンおよびゴーストゲートのことについて、ついでに色々尋ねてみた。
 レッドマウンテンはここヴァーデンフェルの中央に位置する火山で、ダゴス・ウル(Dagoth Ur)という邪な存在の配下が住んでいるそうだ。定住の民(これはアッシュランダーから見た町の人々の呼び名みたい)はゴーストフェンス(Ghostfence)という魔法の障壁を周囲に建て、邪悪を中に閉じ込めているそうだ。フェンスの内側では雨は降ることなく、太陽も輝かず、ただ赤く致死的な灰のブライト(ash-blight)が吹きすさぶのみだという。ゴーストゲートはゴーストフェンスの唯一の切れ目だそうだ。
 何やら危ない場所みたい。私が行くのはゲートまでだから大丈夫だろう。

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