2016/04/08

Mo 13 旅は道連れ世は情け

【ヴェナサの手記】

収穫の月23日(8日目)

 今日はジュランに変性魔法について教えた。石を金に変えられるかと冗談を言っていたけど、やはり飲み込みは早い。教えていて楽しい。




 今日はカルデラの西に住んでいるという、ブレイズの一員に会いに行こうと思う。
 どの辺りに住んでいるのかは分からないけど。







 外は雷雨だった。ジュランも嫌そうな顔をしたし、風邪を引くのは嫌なので、止むまで外出はやめにしよう。







 昼過ぎになってようやく止んだ。
 途中で野宿することになるかもしれないが、出発する。







 分かれ道の前で変なものと遭遇した。
 パンツ一丁のノルドの男性だ。
 彼、フローマー・ワイン=サット(Hlormar Wine-Sot)が言うには、旅の途中で出会って同行した女性は実は魔女で、その魔女に誘惑され、彼が寝ている間に呪文をかけて無力化し、何もかも(服も含めて)持ち去って行ってしまったそうだ。特に、魔法の斧クラウドクリーヴァー(Cloudcleaver)は父親から譲り受けた大切なものらしい。フローマーは、私に魔女の所まで導かせ、復讐を遂げたいみたい。報酬は払うと言われたけど、果たして払えるのだろうか。
 困り果てた状況にある人を放ってはおけないので、協力することにした。彼は魔女と北西にあるキャンプで出会ったと言っているが、呪文のせいで混乱している可能性を認めた。つまり、魔女がどこにいるのかはよく分からないということだ。骨が折れそう。
 ジュランが裸のノルドとなんか並んで歩きたくないと言ったけど、なんとかなだめた。







 ジュランが無言で私に訴えかけてくるが、無視することにした。だってどうしようもないじゃない。







 西に進んだら、植生の違う場所まで来てしまった。おそらくここはビター・コースト(Biitter Coast)という地方だろう。引き返すことにする。







  ペメニー(Pemenie)というレッドガードの商人と出会った。彼女はグナール・モク(Gnaar Mok)という村へ商売をしに行こうとしているところで、そこまで案内をするよう頼まれた。
 報酬として、目がくらむほどのスピードのブーツ(Boots of Blinding Speed)という素晴らしいらしい魔法の品をくれるという。
 フローマーの用件を片付けた後でいいならと、エスコートすることを了承した。
 ジュランはまた嫌そうな顔をしたが、旅の連れが増えた。







 夜遅くにグアーを飼っている牧人の小屋を見つけたので一夜の宿を乞うたら、そのノルドこそがショルヴァー・ホース=マウスだった。
 彼はビター・コーストの密輸を見張っているそうだ。ムーンシュガー、スクゥーマ、黒檀の鉱石、ドゥーマーの工芸品が密輸の対象になるのだという。
 その犯罪を主に行っている、地元の犯罪組織カモナ・トング(Camonna Tong)についてもいくらか話を聞くことができた。
 それから、助言を求めたところ、幽霊などを傷つけることができる付呪された武器やスクロールを、バルモラの魔術師ギルドのガルべディア(Galbedir)から買うことができると教えてもらった。







収穫の月24日(9日目)


 曇り空で少し肌寒いが、雨でないだけマシだ。







 来た道を引き返し、北西ではなく北に行く道を進んだところ、フローマーの言うところの魔女、ブレトンの治癒師ソシア・カリスティアーナ(Sosia Caristiana)を見つけた。
 彼女が話したストーリーはフローマーのとは完全に異なっていた。彼女は、ただの旅の連れとして同行していたフローマーが過度に馴れ馴れしくしてきたので、彼を眠りに落とし、教訓として彼の所持品を奪ったのだと主張した。
 また、すぐにフローマーの持ち物を返すことは拒否された。三日後にカルデラの魔術師ギルドで会うのならば全てを返すと言う。この決意を変える気はなさそうだ。







 フローマーはソシアの提案を言外だと言った。
 フローマーの主張とソシアの主張、どちらを信じるのかと問われたが、私にはどちらが真実かなんて分からない。ただ、この場で物を返さないのはソシアはやりすぎだと言うと、私はフローマーの味方だと思われたらしく、フローマーはソシアに襲いかかり、ソシアは魔法で応戦してきた。
 我々はソシアを殺さざるを得なかった。
 私がフローマーにクラウドクリーヴァーを返してあげると、彼は戦い方について二、三私に教授してくれた。
 より効率的に筋肉を動かせるようになった気がする。流石はノルド、生まれながらの戦士だ。
 さて、グナール・モクを目指すか。







 私達はグナール・モクまでペメニーを安全に到達させ、お返しとして、彼女は私に目がくらむほどのスピードのブーツをくれた。確かに強力な付呪が施してあるようだ。



 やられた。このブーツは確かに履くと足が速くなるが、同時に何も見えなくなってしまう。名前通りというわけか。




 グナール・モクは普通の田舎の村に思える。つまり、よそ者に寛容ではない。ここはフラール家の領地のようだ。



 ジュランに九大神の仲裁を唱えてもらうと、あっという間にアルド・ルーン近郊のバックモス砦に到着した。やはりこの呪文は便利だ。私も習得したいが、ジュランは教えられないそうだ。

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