【リヴィーネの手記】
リフテンの魔術師ギルドに来た。
ギルドホールの地下室にて、Valasteと話をした。
彼女はシェオゴラスから取り戻した最後の本の翻訳を終えたようだが、ますますおかしくなってきているようだ。本人は疲れているだけだと言うが、狂気にいくらか侵されつつあるように見えた。
魔術師の聖域、安全な研究場所という大義のために、彼女は粉骨砕身したのだろう。
儀式の準備は整い、アークメイジ・シャリドールは彼が創り上げた聖域の島Eyeveaをタムリエルに呼び戻す儀式を行ったが、何かがおかしいらしい。
ポータルを抜け、三人でEyeveaへ調べに行くことになった。
Eyeveaはデイドラで溢れていた。シェオゴラスの仕業だろう。
とりあえず、島の中央にある館へValasteと共に行くことになった。本当に彼女は休まなくて大丈夫なのだろうか。
館の前にシェオゴラスがいた。
シャリドールは激怒してシェオゴラスに襲い掛かったが、楽々と抑えてしまった。これがデイドラ・ロードか。
やはりシェオゴラスは、この島を返す際にオブリビオンの深淵へのポータルを「ボーナス」として付加したようだ。
シェオゴラスからのもう一つの試練というわけか。
それから、シェオゴラスはValasteについて何か暗示していた。はっきりしなかったが、彼女は危険な状況にあるのかもしれない。
シェオゴラスはあの四冊の本を呪ったようだ。シェオゴラスは、ギルドにあの本の翻訳ができる者は数人しかいないと知っていた。
一人で翻訳を続け、それで狂気に囚われてしまったのだろうか。Valasteの言動はいよいよおかしくなっている。何もないのに、蝶が飛んでいるのが見えると言っている。
しかしシャリドールはこの島の奪還の方を優先したいようで、私達にポータルを閉じてくるように言った。
彼はこの館の門を封じている障壁に対処するそうだ。
ポータルの近くにあったクリスタルを回収し、三つのポータルを閉じた。これで、これ以上デイドラが来ることはない。
このクリスタルには力が込められているので、シャリドールの援護に使えるかもしれない。
シャリドールとクリスタルの力によって、私とValasteは館の中に入れるようになった。
Valasteはさらに狂いつつあるようで心配だ。「シェオ叔父さん」に呼ばれていると言って、Valasteは先行してしまった。
私は果たして館の中にいるシェオゴラスと対峙して、この島を取り戻せるのだろうか。
Valasteは手遅れかもしれない。
館の中で、シェオゴラスとハスキルと対峙した。
私はハスキルと戦い、シェオゴラスに彼の領域へ帰ることを同意させたが、かの神はもう一つ難問を突きつけてきた。狂気に陥ったValasteをどうするかについて。
彼女がここに留まるなら、シェオゴラスは彼女の狂気を治すという。
今の彼女が希望しているようにシヴァリング・アイルズへ行くなら、スカイシャード数個分の力がある一冊の本をおまけに返すと。
シャリドールは、この取引はシェオゴラスの罠だと考えているようだ。
Valasteは完全に正気を失っているように見えた。このままの方が幸せなのかもしれないが……。
Valasteは魔術師ギルドにおける私の友人だ。シェオゴラスに渡すわけにはいかない。
私は本を受け取らず、Valasteをタムリエルに留まらせることを選んだ。
シェオゴラスは約束を守り、Valasteを正気に戻したようだ。よかった。
それから、これでEyeveaは魔術師ギルドのものだ。
シャリドールは、記憶の恩恵を私にくれた。
読んだ本のことを忘れないようにする魔法だ。とても嬉しい。
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