2015/09/16

ESO 10 狂人のしわざ

【リヴィーネの手記】

 今日は島の北部へ行くことにする。
 カバナントが怪しい動きをしているみたいだが、まだ行動を起こさないといいのだけど。



 「チューチュー」とネズミのように鳴く奇妙な女性がいた。自分をスキーヴァーだと思い込んでいたようだ。
 彼女は私を節くれだった魔法の杖のもとへ案内した。その杖は、彼女らをスキーヴァーにした狂った魔術師の物だったそうだ。杖にデイドラの徽章がついていることを含めて考えると、狂神シェオゴラスの信奉者だろうか。
 どうやら彼女の友人三人も魔法でスキーヴァーにされてしまったので、その杖で助けてやってほしいと頼まれた。話を聞く限り、島の方々に散ってしまっているらしい。どうせ島民探索で島中を巡ることになるのだし、構わないだろう。


 道を進んでいると、テントと具合の悪そうなアルゴニアンがいた。奥には大量のクモが見える。何かあったようだ。





 彼、Bura-Natooは戦士ギルドの一員で、三人の仲間と共にここに来たが、フロストバイト・スパイダーにやられてしまったと言う。アルゴニアンは毒に耐性があるので、彼だけ辛くも逃げ延びたとのこと。
 戦友達はクモの繭に閉じこめられてはいるが、まだ生きている可能性があるらしい。救出を頼まれた。人命が係わっているなら助けざるを得ない。




 隠密で通り過ぎることのできないクモを闇討ちして、小さな洞窟の中に置かれていた繭を破壊。戦士ギルドの三人は衰弱してはいたが死んでいなかった。おそらく生きたままクモの幼虫の餌になるところだったのだろう。
 ある意味では、クモが繁殖期であったから助かったとも言えるのだろう。あの木からぶら下がっている糸でぐるぐる巻きになった物体の中身が何であるのかは考えたくない。




 Bura-Natooは戦友が助かったことを大変喜んでくれた。彼らは自分の小舟があるので、それでDavon's Watchへ帰ると言う。それと、戦士ギルドへの加入を勧められた。彼らはデイドラを狩っているみたいだし、預言者は仲間が必要だと言っていたし、考えてもいいかもしれない。


 雪原を歩いているとネズミがいた。ひょっとして、これがスキーヴァーで、あの女性の友達?


 試しに例の杖を振ってみると、スキーヴァーはマーになった。これには驚いた。スキーヴァーにされていた人自身も驚いているみたいで、脇目も振らずどこかへ行ってしまった。無事に帰られたのならいいけど。


 さて、凍えるような海を泳いで渡り(二度としたくないけど帰りも泳がなければならない、こんな移動方法を取るなんてノルドはおかしいのではないか)、目的地であるOrkey's Hollowに到着した。


 洞窟の入り口には、Captain Ranaが言っていた二人の内の一人、Rolundaがいた。


 洞窟の中に兄弟Eimanが入っていったきり、戻ってこないと言う。ここは凍った男(the Frozen Man)という危険な存在に呪われているという噂があり、約十年前から危険な場所なのだとか。彼女にここで待っているように言い、私一人で内部を捜索する。


 洞窟内部は確かに危険な場所だ。奇妙な力が働いているだけでなく、クマの大群の棲み処になっている。



 Eiman自体はすぐに見つかった。洞窟に入ってすぐの場所に、氷壁の中に閉じこめられた状態で、だが。


 奇妙な声が語りかけてきた。彼を解放してやってもいいが、それには自分が誰なのか当ててみろと言う。これが凍った男か。ゲームをしかけてきたようだが、動機が分からない。しかし、Eimanを無事に救い出すためには乗るしかないだろう。



 傷んだ宝箱の中に、防御力は期待できないほど傷ついた兜。アルドメリ・ドミニオンの印付き。私を貪欲なリスと呼んでくる凍った男はドミニオンの者だったのか。



 日記を見つけた。「プライベートだから見るな!」と言ってきたから、凍った男のだろう。
 Bleakrockの駐屯軍を監視していたこと、落石により閉じこめられ、同胞達を失ったこと、そして正気を失った様が書かれていた。
 リスが落石を引き起こしたと信じ、輝く石を恐れ、同胞の一人は燭台になったと思っているようだ。


 その同胞らを紹介してもらえた。


 つまりは燭台、水入れ、花瓶を紹介された。狂ってる。



 キャンプ跡に擦り切れたかばん、その中にルーン。もう使えなくなっているが、これは魔術師がもっぱら使うものだ。凍った男の反応を聞くに、これも彼の物らしい。
 遺留品が三つ。これで概ね凍った男の正体は掴めたように思う。ゲームに勝とう。



「あなたはアルドメリ・ドミニオンのスパイで、Bleakrockの情報を集めていた魔術師だ」と推測した正体を伝えると、凍った男はやや動揺しているようだった。
 しかし、楽しくなかったと言われ、さらなるゲームを提案される。それに勝てばEimanを解放すると。
 その「貝のゲーム」は、複数見える幻影に惑わされず、どれが本物の凍った男なのかを当てるというもの。



 動きが違う一人を指名すると、当たったらしく、彼は狼狽して逃げ出そうとした。
 追いつき、Eimanを解放するよう説得・脅迫を行うが効果がない。
 狂人に普通の理論は通じないのならと、試しに「友人達が物であるのなら、あなたはベアトラップだ。誰も、リスでさえ、ベアトラップに捕まっていたいとは思わない」と説得したら、とてもあっさりとEimanを解放することに同意してくれた。私の咄嗟の思いつきに拍手を送ろう。



 約束通りEimanは解放された。
 で、彼はカバナントの兵士達を見たらしい。この洞窟を探索しようとして、皆凍った男にやられたらしいが。
 とにかく彼を洞窟の外に連れ出すと、まさに洞窟内に飛び込まんばかりの様子のRolundaと鉢合わせた。


 Rolundaに何があったかを説明すると、感謝され、Bonesplinterという片手で振り回せる鈍器をお礼にもらった。兄弟仲も良いみたいだし、よかった。




村への帰り際、またスキーヴァーを見つけたので杖を振ったらアルゴニアンになった。これであと一人か。順調かしら。

0 件のコメント:

コメントを投稿