2015/09/18

ESO 13 危機を知らせろ

【リヴィーネの手記】

 Davon's Watchへ直接向かうとカバナントの軍船に襲われる可能性があったため、モロウウィンド本土の小さな町DhalmoraにBleakrockからの避難民の船は着いた。


 人々は海岸にテントを建て、早速Dhalmoraのアルゴニアン達が援助と商売のためにやって来ている。

 Captain Ranaから、カバナントが進撃してきていることをDavon's Watchに伝えてくれと頼まれた。彼女は村人達をまとめなければならないが、私はよそ者ゆえ身軽だ。私がやるのが適任なのだろう。

 Bleakrockの生き残りの何人かは、パクトの兵士となることを考え始めている。殺されて、殺し返して。こうやって戦争は拡大していくのだろうか。


 Davon's Watchへ言伝する方法は引き続き狼煙だ。この村の北西にある監視塔からならDavon's Watchへ直接狼煙が伝わるという。


 アルゴニアンの村Dhalmoraを急いで通り過ぎ、私は監視塔へ行った。しかし、村を一歩外に出ると、周囲の畑はカバナントの兵に占領されており、魔導師が農場や農作物を炎の魔法で燃やしていた。嫌な予感がしつつも、隠密に監視塔に着いた。


 だが、やはり監視塔にいたパクトの兵士達は殺されていた。しかも物資がなくなっており、適切な色の狼煙を上げることができないようだ。
 狼煙に色付けをする粉はZeren砦にあると資料にあったので、そこへ向かうことにする。



 砦の場所は、町の治安維持をしているパクトの兵に聞くとすぐに教えてもらえた。
 ネッチ達がのほほんと飛んでいる道を行く。少々ネッチが羨ましい。





 Zeren砦は山中にある石造りの堅固そうな砦で、兵士達が駐屯している他、難民もたくさんいた。
 ここの補給係将校(quartermaster)に事情を話し粉をくれと頼んだら、在庫がないので無理だと言われた。
 近くの造船所に補給の船荷が来ているらしいので、そこに取りに行くよう言われた。ついでにカバナントのことを警告してくれとも頼まれた。仕方ない。



 道すがら、アルゴニアンに声をかけられた。


 話を聞くと、カバナントに対抗するための名案があるという。彼はネッチをけしかけてカバナントの兵士を襲撃させる計画を立案していた。ブル・ネッチが妻子を守るためには凶暴化する性質を利用するのだと。
 ベティ・ネッチが脅威に晒された際に分泌する油に鍵があることを彼は見抜き、それを未受精のネッチの卵にコーティングした。その卵をカバナントに投げつければ、ブル・ネッチは激して襲いかかるという算段だ。
 ネッチは可哀想だが、寡兵でカバナントに対するには合理的な作戦だ。どうせカバナントの占拠した道を通ることになるので、有効性を証明するための試験に協力することにした。




 特製ネッチの卵の効果は抜群だ。私がそれを投げつけるや否や、激昂したブル・ネッチがカバナントの兵士に襲いかかり、あっという間に殺してしまった。
 本来大人しいネッチを戦争に利用するのはやはり可哀想だが、有効な兵器になるだろう。



 私がネッチの卵を投げに平原を駆けていると、岩場の影に隠れたアルゴニアンを見つけた。


 彼は農家で、カバナントが攻めて来たために隠れていたらしい。友人が散り散りに逃げているので探して欲しいと頼まれた。
 一般人の救出は大事な仕事だ。ちょっとDavon's Watchへの連絡が遅れても、まあ何とかなるだろう。



 平原には、殺されたアルゴニアンやグアルの死体が無造作に放置されていた。戦争は嫌いだ。
 しかし、生き残り隠れ潜んでいたアルゴニアンも何人かいたので、特製卵によりネッチをけしかけたり奇襲したりして一時的にカバナントのいない道を作り、彼らを町まで逃した。
 さて、造船所へ急ごう。




 造船場には、船大工、港湾労働者、漁師の他に、パクトの兵士達の姿も散見された。大きな船が港に停泊しており、見応えがある。
 こちらの補給係将校は確かに必要な粉を持っていた。袋越しにも灰のにおいがする。
 それから、狼煙を灯す狼煙台への秘密のトンネルがあることも教えてくれた。ここを通れば、地上のカバナントに妨害されることなく進めるだろう。




 海沿いの狼煙台にて、カバナントの兵士達を振り切り、もらった粉で狼煙を上げた。緑色の炎がメラメラと燃える。晴れていて視界も問題ないから、きっとカバナントから攻撃を受けていることは伝わっただろう。




 助けた農民達の安否が気になったのでDhalmoraに戻ることにした。
 ネッチ激昂作戦のアルゴニアンもいたので、試験の成功を報告。
 農民達は無事に戻れていたようで、感謝された。よかった。

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