【リヴィーネの手記】
約束していた通り、埋葬地Othrenisに戻り、Balaに手を貸すことにした。
頼まれていたのは死者と話すための儀式に用いる、Graven Capという奇妙に甘いにおいのするキノコの採取。相変わらず墓はスケルトンがひしめいていたが、特に問題はなく集めることができた。
次に頼まれたのは亡き恋人の埋葬場所探し。手がかりはないようなので、最近埋葬が行われたように見える墓所に片っ端からキノコの粉を振りかけて試すことになる。
おぞましい。
Balaの思い人であるEanen Varamは、Balaを手玉にとって遊んでいただけだった。愛している、妻と別れてでもBalaと一緒になりたいと言ったのは演技で、Balaの心が乱れる様を妻と共に楽しんでいたと言う。
これは、Balaにどう伝えるべきか。
Balaに成果を尋ねられたが、正直に伝えるのは憚られた。なので、墓は空だったと伝え、彼のことはもう忘れて新しい人生を歩んではどうかと言ってみたが、彼女は愛ゆえ盲目になっているようで、どこに埋葬されているとしても彼を探し出すと言い、姿を消してしまった。
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