ESO 37 子息を救い出せ

【リヴィーネの手記】

　墓地の入り口前まで来た。
　入り口付近に何人かのカジートがいたが、誰も内部にはいない。いるのはクモだけ。

　執事長がひっそりとDres家の臣下の兵士を二人ほど付けてくれたので、洞窟のクモも、その先の墓地を守っていたTanvalの部下達も苦労をせずに倒すことができた。

　墓地の奥地にグランドマスターの息子Senは囚われていた。重大な外傷はない。少しなぶられたのか軽傷はあったので、回復魔法で治しておいた。つまり無事だ。
　彼は子どもの頃にこの墓地で遊んでいたようで、町へ直接通じる抜け道を知っていたので、帰りは楽だった。

　町中を守っている兵士達は、Tanvalの先兵ではなく、Dres家の紋章を付けた赤い鎧の者達に代わっていた。私が墓地へ行っている間に町を掌握し返したようだ。
　つまり、私が無事に息子を取り返してくれると信頼してくれていたのだろう。

　Senをグランドマスターの元へ返すと、Omin DresはTormented Spireへの鍵を渡しにくれた。これでTanvalを止めに行ける。
　Ominはもう一つ、私に頼みごとをしてきた。Tanvalは側近のCaptain Dunverilを先兵達の指揮官としてこの町の近くに配置しているそうだ。Dres家を辱めた代償として、その彼を殺してほしいと。
　無駄な流血は避けたいのだけど、それは相手の出方次第になるだろう。
　それから側に控えていた臣下と始めたので、他の疑問はSenに尋ねることにした。

　Senは私のことを「新たな友」と呼んでくれた。Garynのことが思い出される。
　さて、Tormented Spireへ入る方法について。私は山の斜面へ通じている洞窟を抜けなければならない。
　Ominが渡してくれた鍵には使い方がある。精霊座と塔座に合わせられた鍵となる石が二つあり、それぞれに鍵で干渉すればいいとのことだ。鍵は、その石に触れることを可能にする。
　さあ、Tanvalを追おう。


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後書き
　作中ではDres家の臣下の兵とさせていただきましたが、私がプレイしている時としては珍しく同じタイミングで同じクエストをこなしている方が二人もいて共闘できましたので、このクエストの戦闘はかなり楽でした。