2015/10/16

ESO 63 三柱の試練

【リヴィーネの手記】


 アルマレクシアは大寺院の外で私を待っていた。
 彼女は自分の子ども達の一部が自分を裏切ったと激昂していた。Maulbornが彼女の家たる寺院を侵略したそうだ。
 私にもう一度お仕えする機会をくださるという。
 Maulbornがオブリビオンに通じるポータルを寺院内で開き、デイドラが内部を徘徊しているそうだ。私にデイドラを打ち倒し、ポータルを閉じ、アルマレクシアの祭壇へ行けとの命令だ。
 ちなみに、アルマレクシアが直々に神の力を振るってMaulbornを討伐せずに私に任せるのは、万が一にも失敗するところを見られたくないからだという。世間体こそが全てだと。
 失礼なことを書くが、アルマレクシアの怒りは神の怒りというよりもヒステリーに見えた。ちょっと現人神の印象が変わった。



 まだポータルが開いてから間もなかったからか、そもそも大したポータルではなかったのか、ここトライビューナルの寺院がポータルの力を減じていたのか、徘徊していたデイドラの強さも量も大したことはなかったし、ポータルも私のマジカで簡単に閉じることができた。




 アルマレクシアの祭壇に祈ると、彼女は目の前に現れた。
 どうやらMagistrix Voxはデイドラの魔術を用いて、ここの中央部であるHigh Chapelの障壁の中に閉じこもっているそうだ。そこで寺院を冒涜し、聖なるアーティファクトを盗み出し、デイドラをMournholdに解き放そうとしているらしい。彼女が成功すれば、ここMournholdの多数の人々が亡くなることになる。
 疫病が使えなくなったから、デイドラの力に頼ることにしたのだろうか。
 私はHigh Chapelに乗り込む必要があるそうだ。Voxは何とか迂回して侵入したが、私は正攻法で入らなければならないらしい。すなわち、アルムシヴィの三柱それぞれから祝福をもらう必要がある。
 アルマレクシアの祝福は既にもらえているそうなので、後はヴィヴェクとソーサ・シルの祝福だ。祝福を得るためには試練を乗り越える必要があるそうだが。




 ソーサ・シルの祭壇に祈ったところ、試練が示された。
 アルマレクシアによると、かの神は知性と巧妙さに価値を置く。その試練は、彼の「ぜんまい仕掛けのおもちゃ」を直し、そして破壊することだそうだ。




 ドゥーマーのスフィアとスパイダーと戦って壊し、ダイナモ・コアと歯車を取り出し、完全無欠さの判定者(Arbiter of Perfection)に埋め込んでいく。




 コアと歯車を埋め込むと、判定者は動き出し、私に襲いかかってきた。
 それを打破すると、奇妙なものが現れた。
 ソーサ・シルの残した声だったのだろうか。


 曰く、完全無欠さとは決して達成されないものだと。この試練は、私自身の創意工夫の不完全さを明らかにするものだったらしい。
 難しくてよく分からないが、とにかくソーサ・シルの祝福をもらえたようだ。




 ヴィヴェクの祭壇に祈ると、その試練が開始された。
 アルマレクシア曰く、ヴィヴェクの試練は私の判断の明晰さを計るものだそうだ。私は話を聴き、そして行動する必要があるそうだ。
 寺院で働いていたVamenという人物がBelronen Telvanniと決闘をし、彼を目撃者達の前で殺したそうだ。しかしVamenは忠実な密偵だったため、そのような揉め事を起こすような人物ではないはずだと。
 私はヴィヴェクその人が行ったように、Vamenと話し、誰が本当にTelvanni家の者を殺したのかを判明させなければならない。




 Vamenは、決闘を挑まれたため、自分が勝ち、Belronen Telvanniを殺したことを認めた。
 しかし、死体を見ても明らかなのだが、彼は事態を鎮めるためにTelvanniの腕をちょっと切りつけただけなのだ。それなのに死んでしまった。
 これは不自然だ。周囲にいる目撃者の幻影にも話を聞くことにする。




 Galdsa Dresの言うところによると、FenilaがTelvanniを決闘するよう焚きつけたらしい。

 そのFenila Redoranは、Vamenが為したことは死に値すると主張してきた。

 Talnus Indorilは、決闘に際して、FenilaがBelronenに彼女の刃を貸したと言った。そしてTalnusはVamenとBelronenにお互いの武器を交換させたと。
 つまり、Fenilaの刃がBelronenを殺したということになる。

 Fenilaにこのことを問いかけてみると、彼女は、クリフレーサーを狩りに行こうと思い毒を買ったが、それで害獣を駆除する方がいいと思い直し、刃に毒を塗ったそうだ。
 すなわち、Fenilaのこの行動がBelronenの直接の死の原因だ。
 私がそう言うと、Vamenなんかの命はBelronen Telvanniとは比べようもないものだと主張してきた。彼女はVamenという腐敗を寺院から根絶しようとしたのだと。




 私は、Fenilaの罪が最も重いという決断を下した。
 そう言ったところ、幻影は全て消え、ソーサ・シルの時と同じような奇妙なものが現れた。


 ヴィヴェクその人がどのような決断を下したのかは気になるが、まあ、祝福はもらえたのでよしとする。

 三柱の試練を越え、それぞれから祝福をもらえた。これからVoxがいると思われるHigh Chapelに乗り込む。




 High Chapel内部にはVoxはおらず、代わりに一人の魔術師がいた。そいつは、Voxはヴェロスの裁き(Judgment of Veloth)というアーティファクトを持って既に去ったと言う。最早誰も、Voxが我々全員を破滅させるのを止めることはできないと。
 激しく抵抗してきたのでこの魔術師を殺さざるをえなかった。できれば拷問して情報を聞き出したかったのだけど。




 アルマレクシアのもとに戻り、ヴェロスの裁きというものが盗まれたことを報告した。
 彼女は、なぜVoxがそれを盗んだのかを解明するために動くと言う。
 対して私は、Voxが行ったという東の方角へ、追跡することとなった。ここから東にはSelforaという閑静な村があるらしい。まずはそこで情報を集めることになるだろう。
 ちなみに、ヴェロスの裁きというのは戦鎚のようだ。
 それから私は「アルマレクシアの手」の称号を授かった。積極的に名乗っていこうとは思わないが、名誉なことなのだろうと思う。

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