2015/10/06

ESO 43 影を追跡せよ

【リヴィーネの手記】

 さて、預言者に声をかけられてから大分時間が経ってしまったが、彼の停泊所に到着した。
 確か、王者のアミュレットを持っているレッドガードのSai Sahanという人物を救う方法を探っていたのだったか。
 どんな進展があったのだろうか。
 あと、この聞こえてくるリュートの音色は何かしら。




 リュートの演奏者はLyrisだった。父親がこの曲を教えてくれたそうだ。美しい音色だ。
 預言者が聞きたがったので、私がこれまでどんなことをしていたのかをこの手記を見ながら話した。



 さて、預言者は本題を切り出した。
 Sai Sahanの居場所は、彼が懸命に探したにもかかわらず分からなかったそうだ。
 悲痛の鋳造所(the Foundry of Woe)で私達が見た投影によれば、彼は大いなる危機に晒されている。
 だから、彼を見つけるために、私の助けが必要だとのことだ。
 マニマルコの手先がDavon's Watchに潜伏し、人々は口々に恐怖を漏らしているらしい。
 マニマルコの蟲の教団の密偵は、我々の捜索の助けになる情報を知っているだろう。だが、そいつは死霊術師であると考えられるため、気を付けるようにと預言者に言われた。
 Lyrisによると、市場にいるFeduira Llarenか乞食のOkeehが何かを知っている可能性があるそうだ。
 さてと、影の者同士の戦いだ。負けるわけにはいかない。




 空にはクリフ・レーサーが舞い、地にはネッチやグアルがのんびりと漂う。
 火山灰が降る、そんな平和なモロウウィンドの景色を見ていると、蟲の教団の脅威のことを忘れそうになる。




 Davon's Watchにて、まずは市場でFeduira Llarenに話を聞いた。
 彼女は背が高く、無愛想で、粗野なインペリアルの男を見たと言った。ぶつかってきたので文句を言おうとしたところ、街の東の方へ、おそらく馬小屋の方へ行ってしまったと。
 それから、その人物は別の男と一緒だったそうだ。寒気を催させるような、死んでいるかのように青白い肌をした男だったそうだ。




 乞食のOkeehにも話を聞いた。本人は自分は乞食ではないと言ったが。
 街の住民ではない者が、廃棄された馬小屋について何か言っていたそうだ。なお、武装もしていたそうだ。
 情報を引き出すために少し脅しをかけると彼は、その男は幽霊のような別の男と一緒にいたこと、および馬小屋近くにある、暴風雨時の避難用地下室の扉を開けていたことを思い出してくれた。




 放棄された馬小屋は、鍛治場の裏手にあった。その内部にあった地下室への跳ね上げ戸には、最近開け閉めされた形跡があった。探ろう。




 死体に偽装したスケルトン兵が地下通路を守っている。死霊術だ。ここが目当ての場所に違いない。




 怪しげな儀式を行っている死霊術師がいた。かなりの強敵だった。死ぬかと思ったが、回復魔法を駆使してどうにか生死の境を制することができた。
 儀式に使っていたらしいオーブを手に取ると、Abnur Tharnと名乗り偉そうに振る舞う口の悪いインペリアルの男の幻影が現れた。


 誰何してきたので、蟲の教団の一員のように慇懃に振る舞い、お耳に入れておきたいことがあります、何者かがSai Sahanという名のレッドガードの居場所を探しているようです、と報告してみた。
 Abnur Tharnは、この世界に彼の友人が残っているとは思っていなかったようだ。また、Sai Sahanは、その救出を企む者は自滅するであろう場所に閉じ込められているとも言った。
 さすがに、その居場所までは聞き出せなかったが。
 Abnur Tharnが去った後、私が殺した死霊術師の日記も見つけた。この本においてもTharnのことが言及されていた。
 証拠はこれくらいでいいだろう。預言者の元へ戻ろう。
 にしても、Lyrisを救出する際に会ったのもAbnur Tharnよね? 見た目以外は別人のようだったけど。




 蟲の教団の一員の用いていたオーブでAbnur Tharnと話したことを預言者に伝えた。
 預言者にオーブを渡した。これでSai Sahanの居場所が特定できるかもしれないようだ。




 LyrisはTharnのことを大変嫌っているようだ。その原因を探るために、彼女の視点から五人の仲間達について聞いてみた。
 前に預言者から話を聞いた時には聞きそびれていたのか、マニマルコの奸計により王者のアミュレットが保ってきたドラゴンファイアが破られ、皇帝のVarenが死んだ出来事は、公的にはSai SahanとLyrisのせいだとされ、その首に賞金がかけられているそうだ。
 マニマルコは元老院(the Elder Council)を説得し、Abnur Tharnの娘のCliviaを摂政とした。そしてマニマルコは玉座の背後で権力を握っている。
 Abnur Tharnは元老院のGrand Chancellorであり、摂政である娘の第一の相談相手であり、マニマルコのおべっか使いだとLyrisは言った。
 しかし、彼女を鍛治場から救出した際に見たAbnurの印象は違った、蟲の教団のために働いているのに満足している様子ではなかったと言ってみると、彼が第一に大事にしているのは家族と帝国であり、それを守るために手段を選ばない下郎になったのだとLyrisは言った。Tharnが蟲の教団を信頼することはないだろうが、それに背けるほどの勇気もない臆病者だと。

 結局、Abnur Tharnがどういう動機で動いているのかは掴めずじまいだ。まあ、いずれ分かるだろう。

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