【リヴィーネの手記】
Varon Davelによると、Diirilは突っ走ったため、疫病のせいでやられてしまっていると思われるらしい。
彼はこの峡谷の南部へ行き、ここの集団のリーダーである錬金術師を見つけようとしたようだ。
高地にいて疫病が収束するのを待つのが最善であることくら私にも分かるが、彼を放っておくわけにもいかない。私は一応治癒師だ。
私は走り抜けた。感染者とMaulbornの戦いには手を出さずに。
Captain Diirilらは、南部のデイドラ遺跡がある高台に避難していたため無事だった。
到着するや、私が感染していないかを見られたが、あの高い感染速度だと一見するだけで感染しているかどうかを見られるのは便利だ。
なぜ私が感染せずに済んだのかは分からないけど。
さて、この遺跡の中に、Llodos plagueを作り出した錬金術師がいるらしい。創造者の知識があれば、治療薬だって作れるかもしれない。逃がすものか。
ここはその錬金術師の研究所だったようだ。Llodos plagueの調合法が記されたレシピが置いてあった。
しかし、罠だろうか、同行した兵士達もCaptain Diirilも、瘴気に当てられて感染し、一瞬で化け物になってしまった。剣の握り方すら忘れて……。
私はMerdyndrilと戦った。重傷を与え、降伏を勧告したら、自害されてしまった。
あのレシピだけで治療薬が作れればいいのだけど。
にしても、どうして私は感染せずに無事なのかしら。
遺跡の外にScout MamyneやNaryu、Varonがいたので、中であったことを報告した。
Diirilは戦死したと言葉を濁さざるを得なかったけど。
錬金術師の研究所で入手した疫病のレシピを渡すと、これで治療薬が作れると喜んでもらえた。
この峡谷を襲った疫病の瘴気は、効果は強いが持続時間は短いものだったそうだ。もう収まりつつあるという。しかし、これがMournholdへ届けられていたら、やはり多数の死傷者が出ていただろう。水際で食い止められてよかった。
Varon Davel曰く、疫病の創造者が死んだことで、彼らの契約は全うされたと。
これから彼とNaryuは次の仕事に向かうらしい。
私はMournholdへ向かうのかと聞かれた。オーディネータのKilaoにここでの事の次第を伝えてほしいそうだ。
忘れかけていたが、戦士ギルドの用件で呼ばれているので、Mournholdに行かなければならないのだった。ついでなので、私は伝言を引き受けた。
興味が湧いたので、Naryuに正体を聞いてみた。他言はしないと約束して。
VaronとNaryuはモラグ・トングの一員なのだと彼女は教えてくれた。
……起こらないと思うけど、私が令状の標的にならないことを祈る。
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