2015/10/30

ESO 85 Sai Sahanの拷問を終わらせろ

【リヴィーネの手記】

 Varen(油断するとすぐに預言者と書きそうになる)から呼びかけがあった。ついにSai Sahanを救出する準備が整ったと。
 これはすぐに向かわなければ。




 私が停泊所へ行くと、またLyrisとTharnが言い争いをしていた。
 Varenは、予告された通り、Sai Sahanを助けに行くためにオブリビオンへ行く時が来たと言った。VarenとTharnと努力の結果、ついに苦悩の館(the Hall of Torment)の場所が判明したのだ。
 どうやらSai Sahanは二年近くもの期間ずっと拷問を受け続け、それでも秘密を漏らしていないそうだ。ずば抜けた精神力だ。
 LyrisとTharnのどちらも私との同行を申し出てくれたが、Varen曰く、彼らはお互いに憎悪を抱いているため、連れて行けるのはどちらか一人だという。
 私は治癒師なので、前衛で戦ってくれる人が同行してくれると心強い。Sai Sahanを助けたいという思いも強いようなので、Lyrisに同行をお願いすることにした。




 苦悩の館は名前の通り、苦痛に溢れた場所のようだ。




 Tharnの声が奥から聞こえたので行ってみると、Sai Sahanが拷問されており、Tharnのドッペルゲンガーがソードシンガーの剣術(らしきもの)でもって襲いかかってきた。
 そいつを倒し、Sai Sahanをさあ助けようとしたところ、謎の女の声が聞こえ、どうもSai Sahanは次の拷問へ連れ去られてしまったようだ。
 Lyrisによると、Sai SahanはTharnに嘲られて内心傷ついていており、また、古のレッドガードのソードシンガーの剣術を復興させようとしたができなかったことが心の傷となっているそうだ。だからこのような拷問が取られたのだと。
 なるほど。自分が嫌っている 相手が、自分が達成できなかったことを簡単に成し遂げたとあっては、受ける苦悩はどれほどのものだろうか。




 今度はLyrisのドッペルゲンガーだ。障壁を張っており、それを破壊してからドッペルゲンガーをオブリビオンの海に送還するという作業を進める間、ずっとドッペルゲンガーはSai Sahanを「愛しい人(my love)」と呼んでいた。
 ここではSai Sahanの脳から引き出したイメージによって、彼に最適の拷問が行われているのだ。ここでは彼の「愛」が拷問に利用されていたのだとすると、つまりSai SahanはLyrisのことを……。大丈夫よLyris、他言しないから。ここに来たのがTharnではなくてよかったかもしれない。
 残されていた本によると、どうやらあの謎の声、ここの拷問を取り仕切っているのは苦痛の女公爵(Duchess of Anguish)という者みたいだ。




 次はVarenのドッペルゲンガーがSai Sahanを言葉で嬲り、鞭打っていた。そのドッペルゲンガーを消すと、ついに苦痛の女公爵が現れ、我々に戦いを挑んできた。あらゆる攻撃が痛かったが、何とかそのデイドラを上回ることができた。
 Sai Sahanは長期間の拷問を受けていたのにも関わらず、停泊所へ戻るポータルまで自分の足で歩いてみせた。すごい人物だ。私が同じ状況に置かれたら、こうは振舞えないだろう。


 Varenは、王者のアミュレットを取り戻す前に、Sai Sahanの回復を待たなければならないと言った。
 Sai Sahanには、私の通称である「残影」についてまず聞かれた。この名は、私の本当の魂が奪われてしまったことにより預言者に付けられた名前だ。それから彼は拷問について少し話してくれた。死なれては困るからか、彼は身体的には大して拷問を受けなかったようだ。しかし、精神的には……。きっと、回復するには長い長い時間がかかるのだろう。
 さて、王者のアミュレットは、彼の師であるKasuraという女性が魔法の障壁により守っている地下墓地に隠してあるという。
 ところで、Sai Sahanは私を命の恩人と認め、友だと言ってくれた。なら、私が友の回復に力を貸すのも何らおかしくはないだろう。なにせ、ここにいる治癒師は私一人だ。

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