ESO 84 Stormhold連続殺人・失踪事件

【リヴィーネの手記】

　青や赤や黄色といった面白い色の蛙がいた。
　Shadowfenは色の豊かな土地なのだろうか。

　迷いながらも、何とかStormholdに到着した。
　遺跡の中に街がある。不思議な都市だ。

　アイレイドの遺跡をそのまま用いている戦士ギルド・魔術師ギルドの建物にて、探し人のVicecanon Hrondarを見つけた。
　彼は訪問者である私に対して、まずこの都市を襲っている殺人鬼について警告してきた。
　なので、私は彼を助けるためにGanthisに頼まれて来たのだと伝えると、彼は現状を教えてくれた。相当困っていたのだろう。
　殺人事件は三件起こっているそうだ。ダンマーは、かつての奴隷制を恨んだアルゴニアンの犯行だと考えているらしい。
　まずは、殺された被害者の家族に聞き込みをすることになった。

• Dendras Indalor：自宅
• Gethis Omobar：鍛治場
• Tiiril Alor：魔術師ギルド

　なお、衛兵はこの聞き込み調査をできていないそうだ。やはり奴隷制が尾を引いているみたい（ここの衛兵は大体がアルゴニアンだ）。
　それから、数名のアルゴニアンが行方不明になっている事件も起こっており、これはダンマーの奴隷商人の仕業だという噂が立っているそうだ。ダンマーが殺されている件については、シャドウスケイルがダンマーを標的にしているという噂もあるみたい。
　これは確かに、早く解決しなければ暴動か何かが起こりそうだ。

　まず、最寄りのTiiril Alorから話を聞いた。
　殺されたArilenは、シャドウスケイルの手にかかったと彼は思っているようだ。
　アルゴニアンに対する差別的な感情が表出していたので、そのまま信じるべきではないかもしれないが。

　鍛治場にてGethis Omobarに話を聞いた。殺されたのは彼の妻だそうだ。深く悲しんでおり、見ていて痛々しかった。
　彼ら夫婦はパクトの理念を信じており、この殺人事件がその絆を断つことになるのは避けたいと願っているみたいだ。積極的に協力をしてくれた。
　彼は、シャドウスケイルが下手人だという話も信じていなかった。そんなことをしても、彼らに何の利益もないからだという。
　彼の妻と他の殺された人の死体は埋葬所に安置されているという。そこの鍵をくれた。

　野外で本を読んでいたDendras Indalorに話を聞いた。
　殺された彼の兄弟のNaldynに殺される因縁があったかを尋ねると、彼は借金が多く、アルゴニアンに対して喧嘩っ早かったため、思い当たる節が多すぎると返答された。

　郊外にある埋葬所に来た。ここもアイレイドの建造物をそのまま利用しているようだ。

　Eroni Omobarの遺体は黒焦げになっていた。検死報告書によると、この火傷は皮膚の表面より深くには達していないそうだ。つまり、自然の炎によるのではないと考えられる。また、胸部に正確な切り傷があったという。

　Naldyn Indalorの死体は、一見したところ何の外傷もないように見えた。検死報告書によると、心臓を一突きされたのが死因だそうだ。綺麗で正確な一撃だ。揉み合った形跡も見られなかったという。また、死後、この致命傷の近くに小さな切り傷がつけられたそうだ。

　Arilen Maralvelの死体は、喉をかき切られていた。検死報告書によると、この精密な喉の傷が致命傷になったみたい。血管と声帯を切断しているそうだ。争った形跡はなし。また、死後に胸部へ切り傷がつけられたとある。

　埋葬所にて、鍛治屋のHalvaに呼び止められた。Gethis Omobarから、彼の妻Eroniに関する緊急の知らせを言付けられたという。
　彼は、なんとEroniが生きているのを見たという。彼らの自宅に彼女が入っていくのを見たと。しかし、遺体はここにあるのだ。おかしい。すぐに向かわなくては。

　Gethisは彼の家の前で倒れていた。Eroniに化けた何者かが彼を強襲したそうだ。あるアルゴニアンの男性が割って入ってくれていなければ、すぐに殺されていたという。
　彼は致命傷を受けている。最期を看取るのはここにいた者に任せ、私は彼の家の中に入った。
　部屋の内部では、ダンマーの女性の姿をした者がアルゴニアンの死体に覆いかぶさっていた。炎の魔法を操るそいつを殺すと、真の姿を現した。どうやら姿を奪っていたみたいだ。死体から手掛かりは見つからなかった。

　Gethisが述べていたアルゴニアンは殺されていたが、まだ温かい死体を注意深く探ると、隠しポケットに小さな日記が入っていた。
　どうやらこのアルゴニアンはシャドウスケイルの一員であり、自分達が関与しているという虚偽の噂を受け、本当は何者が背後にいるのかを調べに来たようだ。何かを発見したらEnclaveに戻るとも書いてあった。

　ギルドホールに戻ると、Vicecanon Hrondarはいなかった。
　なので、代わりに彼女に報告を行った。シャドウスケイルがこの殺人を犯したと濡れ衣を着せたがっているものがいると思われることについて述べると、彼女も同意してくれた。
　Vicecanon Heita-Meenによると、彼は気分が優れないとまず言われたが、私に能力があると分かったからか、真相を教えてくれた。彼は行方不明になっているそうだ。殺人鬼の仕業かもしれない。
　vicecanonらの協力者であるListens-to-Waterにまず話を聞いてくるように求められた。彼は泥を固めて造った家（mud hut）の辺りにいるそうだ。

　Listens-to-Waterは彼の家の中で殺されていた。つい最近殺されたようだ。Eroni Omobarの死体がそうであったように、このアルゴニアンの死体も焦がされている。
　机上に手記があった。鍵が挟まっていたページを読んでみると、Chornakusという彼の卵の兄弟がSilyanornという遺跡に出入りしているらしい。他にもこの遺跡で怪しい動きがあったようだ。Vicecanon Hrondarもここに連れ去られたみたい。
　それから、Listens-to-Waterの家の中で、ドミニオンの密偵と思われるカジートに襲われた。
　この件にドミニオンが関与しているのなら、Vicecanon Hrondarは非常に危険な状況にあると言わざるを得ない。



　この遺跡内にて、行方不明者と思しき、アルゴニアンの遺体をいくつか発見した。

　拘束されていたVicecanon Hrondarを解放した。彼はここに他にも誘拐された人々がいることを話し、彼らを解放するよう頼んできた。



　今更だが、殺人事件の被害者達の遺体に争った形跡がなかったのは、ここの敵の特性によるものだと考えられる。どうやら彼らは人の姿を模倣できるようだ。おそらく、犠牲者の親しい人に化け、不意打ちをしたのだろう。

　捕らえられていた人々を解放した。

　Silyanorn遺跡は埋葬所に通じていた。そこから外へ出て、Vicecanon Hrondarと話をした。
　ドミニオンの手が街からこんなに近くの場所まで伸びていたとは。Stormholdを内側から瓦解させる作戦だったのだろう。危ないところだった。
　Vicecanon Hrondarは、ドミニオンがこんな作戦に出られたということは、ここShadowfenのほど近くに拠点を築いているに違いないと言った。Ten-Maur-Wolkというデイドラ遺跡が怪しいと睨んでいた。彼はそこへ行くというので、私も後から追うことを約束した。