2015/10/08

ESO 52 争いの兄弟の起源

【リヴィーネの手記】


 Stonefallsの南部にて、ダンマーの魔導師に声をかけられた。苦境にいるので助けてほしいと。
 話を聞いてみると、彼は争いの兄弟がどのように作られたのかを研究するために、この遺跡を調べているそうだ。
 過去を訪れて何が起こったのかを見てきてくれる勇敢な者を求めていたと。
 彼の調査によると、争いの兄弟はチャイマーがネーデ(Nedes)と戦っていた時代に、チャイマーによって創られたそうだ。
 方法は二過程ある。まず彼が在りし日の霊魂を呼び出すので、彼らと話し、その時代のエッセンスで私を満たす。
 それと、ハートストーンを見つける。
 そうすれば、過去へと至る門を開くことができるというのだ。
 争いの兄弟によって私は二人の友を失った。その根源を探ろうが何が起こるわけでもないが、創造者に文句の一つくらいは吐けるかもしれない。
 ちなみに、彼、Sorcerer VunalはTelvanni家の所属だとのことだ。



 にしても、このハートストーンとやらは不思議な石だ。
 それが持つ強大な力ゆえか、低く唸るような小さな音を立てており、表面は熱を帯びている。
 魔術の儀式に用いるのにはコツが必要だろうが、確かに有用そうだ。




 General Balrethと名乗る祖霊が召喚されていた。名前が争いの兄弟と同じだ。
 彼の最期について聞いてみたところ、彼らはネーデとの戦いで劣勢にあったようだ。それで、彼らの魔術師が一つの計画を立て、人間達をこの地に誘い込んだ。
 そして彼らは背水の陣を敷き、SadalとBalrethが自ら犠牲となって争いの兄弟と化し、この戦争を終わらせたと。




 Legate Sadalにも話を聞くことができた。
 ネードに侵略され、劣勢に立たされたため、彼と兄弟のBalrethは魔術師の立案に乗り、争いの兄弟をなったという。チャイマーの人々を守り、人々に仕えるために。



 何やら奇妙な印象を受ける。争いの兄弟の元となった両者は、少なくとも無意味な暴力を好むような性格ではなさそうだった。両者ともStonefallsの土地とその人々を愛しているようだった。
 ではなぜ、争いの兄弟はStonefalls全土を破壊しようとしたのだろうか。彼らの意志は残っていなかったということか。




 Vunalに、SadalとBalrethはチャイマーの指揮官であり、劣勢の戦況を覆すために自らの身を犠牲にしたのだと伝えた。
 どうやらそれは彼の予測通りだったらしい。
 後は、私が過去へ行くだけだと言う。
 デイドラの礼拝所がここから北にある。そこで兄弟達にハートストーンを供すればいいそうだ。
 それから過去においては、Balrethの兵士のように振る舞えと言われた。あくまで過去のその場面の自然な一部として行動しろと。そうしなければ、何が起こるか分からないそうだ。




 過去において、私はSorcerer Nilaeという魔術師に話しかけられた。
 General Balrethと話したいという。私は彼の兵士という設定だったので、何かお手伝いできることはあるかと尋ねると、命令が下された。
 ネーデの軍隊の指揮官の一人Ornskarとその兵士達を殺して、その心臓を儀式の祭壇へ持って来いと。
 この地に満ちるデイドラの力とネーデの血を用いて、儀式を遂行する気のようだ。





 心臓を手に入れ、Sorcerer Turoniのもとへ持って行った。人間の胸を切り裂いて心臓を手に入れるという行為には流石に背徳感がしたが、今の私はチャイマーの兵士の役なのだから、やるしかなかった。
 次の任務は、近くの遺跡のデイドラを殺し、そのエッセンスを手に入れること。
 そうすれば、BalrethとSadalの死という犠牲により、彼らはより強靭な存在に生まれ変わり、ネーデを排除できるそうだ。




 戦場を密かに駆け抜け、見覚えのある炎の精霊から必要なデイドラのエッセンスを手に入れた。
 なお、戦況はチャイマーの方が劣勢のようだ。




 エッセンスを持っていくと、Ledate Sadalは不安を漏らしてくれた。
 儀式が自分達にどのような影響をもたらすのか分からないと。自我を保てるのか、それとも破壊するだけの獣に成り果てるのか。歴史がこの日の彼らをどのように記録するのか。チャイマーの救世主か、それとも恐怖の化け物としてか。それでも選択の余地はないそうだ。
 ああ、過去に干渉するわけにはいかない。私は努めて一兵卒らしく振る舞った。
 Sorcerer Turoniが「チャイマーのために! ヴェロス(Veloth)のために!」と叫び、二人の兄弟は炎に焼かれて死に、あの見知った姿となり、そして私は現在に戻ってきた。





 Vunalに、儀式においてはデイドラのエッセンスとネーデの血が用いられたことを説明した。
 これは危険な魔法なので彼はこれから熟考してみるそうだ。
 少なくとも私は失敗しなかったことを評価され、お礼をもらった。

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