ESO 68 Voxの動機

【リヴィーネの手記】

　Eidolon's Hollowではアルマレクシアの手が野営をしていた。モロウウィンドの母の命により、ヴェロスの祝福を受けた者が到来するのを待っていたという。つまり私のことだろう。
　祝福を受けた私がVoxに立ち向かうため、彼らにはその援護をしてくれるように頼むと、その前にアルマレクシアと話をするように求められた。

　アルマレクシアによると、Voxは三つの障壁により守られているそうだ。
　一つは生者、一つは死者、もう一つはデイドラと結びつけられているらしい。
　これら三つの障壁を破壊すれば、Voxの根城へ行けるそうだ。



　オーディネーターのMuronは、三つの障壁の大体の位置を教えてくれた。

　Healer Dalenはオーディネーターの野営地にいた。彼らの力になろうとしているそうだ。
　Acolyte Eldriが集めた心臓を彼に渡した。これで多くの人命を救える治療薬が作れるそうだ。

　遺跡の目前で見張りの野営をしていたオーディネーターのGoriliより頼み事をされた。
　遺跡内にて、Voxには彼女を狂信的に支持する、戦闘に熟達した者達がいる。数で圧倒されており、ここに派遣されたオーディネーターだけでは対応しきれない戦力だと。
　それゆえ、私が単身でVoxの配下を襲撃し、こちらの軍が見た目より強いと見せかけ、かつ相手の戦力減衰を図ってくれと頼まれた。
　ここにいるのがMaulbornの最後の戦力なので、わずかでもそれを削るのは意味があるらしい。

　デイドラにより守られていた障壁石を破壊した。

　一時撤退し、オーディネーターのGoriliに複数のVoxの配下とデイドラを殺したことを報告した。

　霊魂が守っていた障壁石を破壊した。

　Maulbornの兵士が守っていた障壁石を破壊した。
　これで三つだ。



　前に通りかかった際は障壁が張られていた遺跡内部への入り口が、今は通れるようになっていた。進行する。

　遺跡内部で、忘れられしAsperaと名乗る非敵対的な霊魂と出会った。
　私はここにVoxを倒しに来たということを伝えると、彼女は、同じことを主張し死んでいった者は大勢いるが、新たな挑戦者の行く末を見てみようと言った。
　彼女は私にアルマレクシアとヴェロスの加護があることも看破した。しかしここでは彼らも直接は私を助けられないそうだ。
　彼女の話すところによると、Voxはデイドラと囚われた魂達の軍隊を進撃させ、この地に新たな恐怖を解き放つそうだ。そんなことをさせるわけにはいかない。
　Voxにどう立ち向かうつもりか尋ねられたので、私にはヴェロスの加護があると答えると、加護により無敵になれるわけではないと言われた。ただし、障壁を打ち破りここまで来られたことは評価してもらえたようだ。
　この霊魂は、Voxと対峙する前に、Voxの秘密を知るべきだと進言してきた。
　三つのアニマ・アーカイブを探し、それにより記憶の領域に入り、過去にどんなことがあったのかを学べと。
　まずは西方にあるアニマ・クリスタルに触るように言われた。
　このAsperaの正体は不明だ。罠かもしれないが、それでもVoxの過去には興味がある。とりあえず言う通りにしてみよう。

　遺跡内部はオグリムや幽霊によって守られている。外よりも守りは厳重に見えるが、オグリムは鈍重なのでこちらに接近される前に倒せる。

　Aspera曰く、Voxはかつてはトライビューナルを敬虔に信仰していたと。しかしながら、Voxの息子は育つにつれよそよそしく、過激になっていったという。そして母親の胸を張り裂けさせたと。
　過去の記憶の中、Voxの息子はトライビューナルを偽りの神と言い、真の神であるデイドラを信仰すると言って家を出て行った。Voxは息子を止めようとしたが止めきれず、涙を流していた。

　Asperaの語ったところによると、Voxの息子はボエシアの囁きに従い、ヴェロスの裁きをトライビューナル寺院から盗もうとしたそうだ。
　多くの敬虔なトライビューナル信者が犠牲になったという。
　Voxは、息子が苦痛にさらされるのを、力なくただ見ていることしかできなかったそうだ、
　過去の記憶の中、捕らえられたVoxの息子はアルマレクシアその人によって罰せられた。Voxは私の唯一の息子なのだと言い慈悲を乞うたが、それが聞き入られることはなかった。

　Voxは悲しみのあまり狂い、三柱への復讐を誓ったのだとAsperaは語った。ボエシアがVoxにも囁いたそうだ。
　Voxはトライビューナルの敬虔な信徒として、寺院内部の宝物庫へ入る権利を持っていたらしい。アルマレクシアはVoxの信仰は揺るぎないものだと考えていたが、アルマレクシアは間違ったそうだ。
　過去の記憶の中、Voxはボエシアの影に囁かれ、トライビューナルへの復讐の計画を授けられていた。
　そして、Voxは彼女の記憶を垣間見ている私の存在に気付いていたらしい。私の方を向いて、そう宣告してきた。

　Aspera曰く、Voxを止めるためには、なぜVoxがこのようなことをしたのかの動機を知らなければならなかったと。今はVoxと立ち向かう準備ができているようだ。
　ただし、ヴェロスの裁きに関する問題がまだ残っている。
　Asperaもヴェロスの裁きによりVoxがどのように力を得ているのかを知っていた。それは、それで殺された者の魂を霧のかかったような領域に閉じ込め、その魂達によりVoxはほぼ神のような力を得ているらしい。
　Voxを打ち破るには、まず封じられている霊魂を解放しなければならない。
　そのためには、私は一度死ななければならないそうだ。
　死んで、ヴェロスの裁きにより生み出されている領域に入り、内側からその領域を崩壊させる。
　ヴェロスの加護が私とこの世界の繋がりを保持してくれるそうだ。まあ、私は死んでも死なないのだから、多分大丈夫だろう。
　ちなみに、どうもAsperaはこれからどのようなことが起こるのかを見てみたいという好奇心により私を助けてくれているような気がする。あくまでそういう印象を受けるというだけだが。