2015/10/06

ESO 45 呪いへの対抗

【リヴィーネの手記】


 アルゴニアンの集落から南南西に少しグアルを走らすと、小規模な砦があったのだが、どうも人々の様子がおかしい。


 唯一平常そうな人物に話を聞くと、彼はBeron Telvanniと名乗り、ここHeimly Keepには呪いが放たれていると警告してきた。
 どうやら、カバナントの兵士達が襲撃してきたようだ。ここを軍隊の駐留地だと勘違いして。カバナントは金庫室まで押し入り、遺物を粉々にし、そして呪いが解き放たれた。
 呪われた人達を救えるポーションがあるのだが、材料が足りないらしい。呪われた霊魂を殺して幽霊のエッセンスを採取し、死者から汚染された心臓を回収してほしいと頼まれた。それらを南にいる妻のMerariiの所へ持って行ってほしいと。さすがTelvanni、といったところかしら。
 ちなみにこの呪いは、犠牲者の身体を蝕んで殺し、さらに死後も悲惨な亡霊としてこの地に縛り付ける古代の邪悪な魔術で、彼らはこの砦に残る知識を調査しに来ていた研究者だということだ。
 このTelvanni家の者は、何世代にも渡ってここの砦の遺物部屋を監視していたという。




 必要な物を集め、Merarii Telvanniに会いに行った。
 すると、デイドラの瓶と呼ばれるアーティファクトを用いてエーテルのトーテム(Etheric Totem)を作り出すように頼まれた。その方が薬の効能が上がるとのことだ。
 さすがTelvanni家、すごい発想だ。私にわざわざやらせようとするということはそれなりの危険もあるのかもしれないが、人々のためだ、いいでしょう。



 エーテルのトーテムは特に問題なく作り上げることができた。このトーテムによって呪いのエーテルのエナジーの流れが乱されるそうだ。これを住民に使用すれば、霊魂から彼らを守ってくれるらしい。私自身を邪悪な亡霊から守ることもできるそうだ。
 Merariiは私に、まだ内部にいる住民と彼女の助手を避難させ、そして依然として内部にいると思われるカバナントの兵士達の様子も見てみてほしいと頼んできた。



 それぞれの家は、助手の魔法によって亡霊の侵入から守られていた。しかしどの助手も疲労している様子だった。
 私はトーテムの力により、住民に一時的な障壁を作り出し、彼らが無事に逃げられるようにした。




 カバナントのCaptain Jurardは塔の天辺に、Merariiの助手の魔術的庇護のもといた。
 どうしてここを攻めたのか聞いてみると、ここを魔術師の軍事訓練場だと誤解したからだそうだ。
 彼女の上官が遺物を破壊し、呪いをこの地に解き放ったらしい。彼女は罪なき学者を死の呪いに巻き込んでしまい、深く後悔しているようだった。
 戦意のない者を殺す気はない。私は彼女にトーテムの守護をやり、逃がしてやった。




 Merariiのもとへ戻り、住民とカバナントの隊長を無事に逃がしたことを報告した。
 どうやらこの呪いは遺物部屋から来ているらしい。その根源を止めなければならない。
 この部屋が開けられたことで、守護者Vildrasが目覚めたはずだとMerariiは言った。そのガーディアンの霊魂であれば呪いの止め方を知っているだろうと。
 行くしかないわね。

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