【リヴィーネの手記】
Mournholdへ向かう道すがら、グアルが奇妙なものを見つけた。
襲撃された商隊の荷車の残骸と、破壊されたドゥーマーのオートマトン。
ドゥーマーの遺跡以外でこれを見る機会は中々ない。街道ではなおさらだ。
戦闘で壊されたのだろう。機体についているオイルと血はまだ新しい。
壊れた荷車の残骸は北東へ続く脇道の方に点々と散らばっている。
Mournholdへ行く前に調べてみよう。
道中にて、負傷した商人に出会った。
ドゥーマーのスフィアとスパイダーに襲われたそうだ。
橋の上で、二人の兵士に出会った。
どうやら商隊がドゥーマーの機械を率いる野盗の襲撃に遭ったらしい。
しかし機械達は突然、商隊も野盗も関係なく襲うようになったそうだ。その混沌の中、彼女らが野盗の一人を捕えたところ、その女性はDres家の記章を身に付けていたそうだ。
Dres家がこうも直接的にHlaalu家の支配領域下の商人を襲うとは考えにくい。
Lieutenant Silenもそう考えているらしく、よそ者である私から捕虜に話を聞いてみてほしいと頼まれた。よそ者だからこそ口を滑らすことがあるかもしれないと。
ドゥーマーの遺物を操る野盗に扮したDres家なんて、気になるから協力しよう。
商隊のお偉いさんのGiranoに声をかけられた。助けてほしいと。
ドゥーマーの機械によって負傷をしてしまったようだ。
彼は、野盗に積荷目録と荷物を盗まれたという。目録と荷物の一部を取り戻してくれと依頼された。
全てを失ったとなれば、彼を雇っている家の貴族は黙ってはいないそうだ。仕方ない。
Dres家の捕虜に話を聞いた。
彼女の言うところによると、Ithis OmalorというDres家の者が彼女らを雇い、商隊を襲わせたのだそうだ。また、彼は廃墟にあった機械達を、金属製のロッドで操り、彼女らの味方として戦わせたらしい。
それから、Dres家の野盗達はMzithumzの入り口に潜み、Hlaalu家の守備兵を襲う準備をしているとも言った。
Hlaalu家の兵士達を襲撃している野盗を側面から攻撃する形になったからか、野盗らは私の存在を十分に認識できぬまま倒されていった。
Defender Maeraとドゥーマー遺跡前で合流。
捕虜から聞いた、Dres家の者がロッドでドゥーマーのオートマトンを操っていたという話を伝えると、彼女は納得したようだった。
彼女は、Ithis OmalorらしきDres家の服を着た人影がこの遺跡Mzithumzの中に入っていくのを目撃したらしい。
私は追いかけることになった。
遺跡に入ってすぐの所で、Bedyni the Artificerに出会った。
彼女の言うところによると、この遺跡にある共鳴装置が、Dres家がドゥーマーのオートマトンを操っていた鍵らしい。
ロッドからの命令は、共鳴装置を通じてドゥーマーの機械に至るのだと。
だから、この過程に干渉し、もう誰もドゥーマーに命令を下せないようにすることになった。
私の役割は二つ。
一つは、ドゥーマーのスフィア・スパイダーを破壊し、その内部にある共鳴装置を回収すること。
もう一つは、この遺跡内にある修理施設を破壊すること。
ドゥーマーの学者がこれを聞いたら激怒しそうね。
遺跡内部にも少人数のDres家の手の者がいたが、それよりもドゥーマーのオートマトンの方が厄介だ。
奴らの動きは独特なので、慣れるまで対応しづらい。
けれども、何とか奴らを倒し、共鳴装置を奪えた。
それからいくつか修理施設も壊せた。
机の上に手紙が置いてあった。同封したドゥーマーの遺物を用いてこの遺跡のドゥーマーのオートマトンを操り、この辺り一帯を混沌に引きずりこめと、理由は説明せずに命じている手紙だった。差出人はあのVox。
で、Voxの命に忠実に従い、その混沌を直接的に作り上げたIthis Omalorは腰抜けだった。ここから生きて出られるのならば何でもすると言った。もうオートマトンを制御できていないようだ。
彼をどうするのかはHlaalu家に任せることにした。拷問すればVoxのことについて何か分かるかもしれない。そのためには、こいつを生かして外へ出さなければ。
戦闘においてはIthisは頭を抱えて震えていた。背後からの奇襲を心配せずに済むのは楽だけど。
Bedyniに成果を報告した。
彼女は共鳴装置を研究し、オートマトンらに対する防御策を開発できないか検討するそうだ。それができれば、このような事件は二度と起こらなくなるだろう。
IthisをHlaalu家の兵士達に引き渡すと、彼は早速拘束された。
今後のことは彼女らに任せることとする。
Dres家の残党を狩りながら箱をあさり、商隊の盗まれた荷物を取り戻した。積荷目録も。
商隊のリーダーのGiranoに取り戻した荷物と積荷目録を持って行くと、大変喜んでもらえた。どうやら盗まれたものの大半は取り戻せたらしい。少なくとも雇い主の寛大な対応を期待できる程度には。それはよかった。
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