【リヴィーネの手記】
孵化の小池(Hatching Pool)という場所に着いた。名前の通り、アルゴニアンの赤ん坊が生まれる場所なのだろうか。
Vicecanon ServynaはKeeper Am-Meeseiなるアルゴニアンの遺体の側にいた。この人物は、卵の世話をする、アルゴニアンの助産婦だったそうだ。そんな人を、ドミニオンは殺し、死体を腐るに任せたという。
ドミニオンはVicecanon Hrondarの知識からここのことを学んだに違いないそうだ。
現時点で、この小池はドミニオンに占拠されているが、他のkeeperと卵はまだ無事だそうだ。
援軍が到着するまでの時間の稼ぎ方を、Keeper Uxith-Eiなら知っているそうだ。私はこの人物の捜索を頼まれた。
ここに、keeperの服があるそうだ。彼らのトラ(猫を大きくかつ凶暴にした動物だそうだ)の鼻は誤魔化せないようだが、人相手なら効果的だろう。
ServynaはVicecanon Heita-Meenにこのことを知らせに行き、援軍を連れて帰って来るそうだ。
アルゴニアンは自前で強靭な鱗の皮膚を持っているからなのだろうが、彼らの服は露出があるので苦手だ。この沼地では簡単に虫に食われそうだ。ここを救うためだから我慢するが。
暗闇の中、ドミニオンに私の正体がばれないように距離を取って移動している。
あれがトラという生き物か。凶暴そうだ。
Keeper Uxith-Eiのもとにたどり着いた。
Vicecanon Servynaにドミニオンの計画を知るために送られたことを伝えると、彼らにも何も分からないそうだ。逃げようとしたkeeperは殺され、留まったkeeperは生かされているみたい。彼らはまだ卵の世話を続けているそうだ。
卵が孵化する前にドミニオンの意図を探ることを頼まれた。ドミニオンの言葉に聞き耳を立て、二つの火鉢に炎を灯し、Assistant Telixithを探すようにと。
ドミニオンの野営地にて、奇妙な道具を見つけた。何に使うのかは分からないが、とても重く、数人がかりでしか運べなさそうだ。
側の肩掛けカバンに指示書があった。署名は錬金術師Ruuvitarとある。もらっておいた。
指示書によると、あれはヒストの樹液を抽出する器具のようだ。
指示書にはまた、ヒストの木に塗る薬の製法も載っていた。作ってみればドミニオンの目的も分かるだろう。三掴みのGiant Waspの幼虫とヒストの樹液が必要みたい。
作成した薬を、その辺りにあった普通の木に塗ってみた。すると、その木はすぐさま死んでしまった。ドミニオンはヒストの木を殺すつもりなのだろうか。これは悪い知らせだ。ここのkeeperに知らせなくては。
ヒストの世話をしていたKeeper Keel-Lurashに、ドミニオンがヒストを害する薬を作っていたことを報告した。
彼女が喋る言葉は比喩的だったが、とりあえず知らせることはできた。
ちなみに、彼女の側には死んだドミニオンの兵士達がいた。彼女が殺したそうだ。
ここの中央にはヒストの大樹がある。その樹液が水辺に垂れるその下には、アルゴニアンの卵が安置されていた。
ヒストの大樹の陰にて、Assistant Telixithを見つけた。
彼女は、ドミニオンに対して敵意をむき出しにしていた。ドミニオンの者は孵っていない卵を料理し食べたという。しかし、彼女自身は、Shellへの誓いにより他者を害することができないそうだ。だから代わりに、卵の食べた男を殺すように頼まれた。
しかし、ここでドミニオンを刺激するわけにはいかない。無駄に警戒されては、ここにいるアルゴニアン達全員を危険にさらすことになる。私は彼女を説得し、襲撃の考えを止めさせた。彼女はKeeper Uxith-Eiのもとに合流すると約束してくれた。
ドミニオンの兵士達は「孵化が終わるまでの任務」のことと、「生存者を残さない」ことについて話していた。どうやら、孵化が何かドミニオンにとって重要らしく、かつ最終的には一人として生かしておくつもりはないようだ。
二つの火鉢に火を灯すことに成功した。トラに正体がばれそうになる場面も何度かあり、危なかったが。
Keeper Uxith-Eiに、孵化が終わったらここ孵化の小池にいる者は皆殺しにする計画のようだと伝えた。
Vicecanon Servynaは援軍を連れて戻ってくるはずだ。孵化はもうすぐ始まってしまうそうだが、それまで耐えねばならない。
私はAssistantのふりをして孵化の儀式に立ち会い、ドミニオンが何をしかけてこようが、時間を稼ぐとしよう。
儀式が始まると、アルゴニアン達は苦しみだした。死んでしまう者もいた。
アルゴニアン達とヒストの繋がりが断たれてしまったという。これがドミニオンの見たかったことのようだ。孵化の儀式は失敗した。ヒストとの繋がりなくして、アルゴニアンは孵ることができないそうだ。
まだ孵っていない卵を救うことを頼まれた。Keeper Uxith-Eiは、シシスに虚無に行くのは自分だけにしてくれと願い、卵は救われることを祈って息絶えた。これでいくらか時間が稼げるようだ。
私は持てるだけの卵を持ったが、他の多くの卵は孵ろうとして割れてしまった。
この瞬間だけで、どれだけの幼き命が奪われてしまったのだろうか。おのれドミニオン。この報いは受けさせる。
さて、Assistant Telixithと話をしたところ、ヒストとの繋がりを断たせたのは、Mnemic Eggというアーティファクトの仕業だろうと推測できた。その卵は、ヒストの記憶を有しているのだという。それが可能とすることは、ヒストとアルゴニアンの繋がりを断つだけではないそうだ。
さあ、逃げねば。
ドミニオンが私達を標的と認識して襲ってくる前に逃げ切ることができた。
援軍を連れてきたVicecanon Servynaに、Assistant Telixithと私が持っているわずかな卵だけが生存者であること、ドミニオンのせいで孵化の儀式が失敗したことを告げた。
卵は、彼女らの手によってHissmirの安全な場所へ運ばれるという。
私はそれから、Mnemic Eggのことを報告した。Assistant Telixithの言うところによると、孵化の儀式を妨害したのはこのアーティファクトの力らしいと。
ここのドミニオンの殲滅は彼女に任せ、私はVicecanon Heita-Meenにこの情報を知らせに行くこととなった。
こんなに怒りを感じるのは、私の短い記憶の中で初めてだ。少しの卵だけでも救えてよかった。そう今は考えよう。
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