【リヴィーネの手記】
アルゴニアンの賊の巣窟であるAtanaz Ruinsにて、まだ温かいオークの死体を見つけた。
奇妙なことに、どうやら彼は鎧の内側から焦がされたようだ。
鎧のジョイント部分が完全に融合してしまっているため、死体の検分は難しかったが、小さな日記と小さなクリスタルの小瓶を見つけた。
日記によると、このオークの名はGordagで、一つの部族の長だったようだ。彼の娘Mozgoshがマーにより毒に侵されたため、彼は一人でその解毒剤を求めてはるばるブラックマーシュまで来た。この小瓶は、解毒剤を作るのに必要なものみたい。
解毒剤として考えられるものは二種類あるそうだ。一つはSeriweed Elixir。これを使えば、Mozgoshを完全に治癒できるそうだ。ただし、その常用者は脆弱になるので、Gordagはこちらの使用は嫌がっていたみたい。
もう一つはXthari Elixir。これでも治癒ができるが、服用時は痛みを伴うようだ。治癒の痛みを娘に乗り越えさせることをGordagは望んでいた様子。
さて、どうしようか。
死者の望みを尊重し、私はXthariを治療法として選ぶことにした。
遺跡内にてXtharilの花弁をクリスタルの小瓶に入れると、その中の液体は小さな泡を生じた。日記に書いてあった通りの反応だ。
試飲してみると、わずかな量を飲んだだけだが、唇と舌が燃えるように痛かった。胃も痛くなった。
これを病人に飲ませていいのか、少し心配だが。まあ、オークなら大丈夫かしら。
Gordagの日記にあった通り、HissmirにてMozgoshを見つけた。毒の効果か、倒れ伏し、震えていた。
彼女にXthari Elixirを飲ませると、彼女はまだしんどそうだが、立つことができるようになった。
毒は癒されたようだ。後は失われた体力を養生して回復させれば良くなるだろう。
Alten Corimontにて、Rabeen-Eiは手紙を書いても返事をもらえないと嘆いていた。
宛先は彼女の卵の従兄弟のLuteemaで、彼は恋に落ちてPercolating Mireまで恋人について行ったそうだ。
何があったのかは分からないが、彼女はもう別の所へ行ってしまって手紙を書けなくなるそうなので、この最後の手紙を私が直接届けに行くことになった。
Percolating Mireまで来てLuteemaに手紙を渡せたのだが、ここは今一大事が起こっているようだ。
なお、Rabeen-Eiの手紙はずっと届いていなかったようだ。それから、彼の妻のKeenashは死んでしまったそうだ。お気の毒に。
ダンマーのFeyne Vildanに助けを求められた。彼女の夫が危機に瀕していると。
ドミニオンがここに侵攻しており、彼女の夫のJa-Reet(ダンマーとアルゴニアンの夫婦とは珍しい)は他の村人達と共に拘束されているそうだ。彼女は隠れて何とか村から抜け出せたみたい。
ドミニオンは、クリスタルの何かを用いているそうだ。
ドミニオンの好きにはさせない。何とかしてみよう。
ドミニオンはクリスタルとアルゴニアンを用いて何かの儀式を行おうとしているようだ。妨害する。
彼の小屋の中でクリスタルの儀式に囚われていたJa-Reetを救い出せたが、彼はふらつく体でどこかへ出て行ってしまった。
ここを襲撃していたドミニオンは追い払うことができたようだ。
FeyneとJa-Reetが共にいるのに合流した。
しかし、Ja-Reetは一言も喋らないそうだ(救出した直後は一言二言喋っていたような気がするのだけど)。
彼女の代わりに、彼を癒す方法をtree-minderに尋ねに行くことになった。
Tree-Minder Fal-Xocに、Ja-Reetが喋らなくなったことについて治療法を尋ねた。
ドミニオンの標的はJa-Reetだったと彼女は言った。彼は元々ヒストから離れた場所で生まれ育った奴隷だったそうなので、ヒストとの結びつきが弱いそうだ。ドミニオンがあのクリスタルで何かしたということだろうか。
何とかするには洞窟にあるlanceata pholiotaというキノコが必要だということなので、私が取りに行くことになった。wamasuがいるそうだが、何とかなるだろう。
wamasuの生息する洞窟から、目的のキノコを採取することができた。
anceata pholiotaをFal-Xocに渡し、私に祝福をもらう儀式をしてもらう準備ができた。これで、私はJa-Reetの精神を探し出すことができるそうだ。
私は夢を見ているような状態となり、あたかも私がJa-Reet自身のように感じるそうだ。
その状態なら彼の霊魂が体と再結合するために何を求めているのかが分かるみたい。
少し不安だが、やるしかないだろう。
Feyne Vildanの記憶と話した。
彼女はJa-ReetがTree-Minder Fal-Xocの勧めに従いPercolating Mireに行くのには反対だったようだが、彼自身は何かが「違う」ことを感じており、Tree-Minderならそれを治せると考えたようだ。
Ja-ReetはFeyneにここへ共に来てほしいと頼み、Feyneはそれが困難であることを知りながらも、離れ離れになるよりも共にいる方がお互いに強くあれるからと、承諾したようだ。
Ja-Reetの父親の記憶と話した。
彼は今際に、Ja-Reetに対して、ブラックマーシュにJa-Reetを送れればよかったのにと語っていた。
どうやら奴隷である両親の主人は、彼らの卵をブラックマーシュへ送り届けようかと提案したが、彼らはJa-Reetらを自分のもとで育てることを選択したそうだ。もしブラックマーシュへ卵を送っていれば、Ja-Reetらは奴隷として生まれずに済んだと父親は悔やんでいるようだ。
Ja-Reetは、父親の選択を受け入れ、一つも責めなかった。
Feyneの父親である奴隷監視人の記憶と話した。
彼はJa-Reetが従順な姿勢を見せずに彼の娘と話していたことを咎めたが、Ja-Reetはその命令に従う気はないと答えた。お互いに愛し合っているからと。
たとえFeyneの父親が何と言おうとも、彼らは添い遂げるとJa-Reetは宣言した。すごい度胸だ。
私がこの記憶の世界に来てからずっと、私に囁きかけてきた声と、ヒストの木の根元で対面した。
彼はヒストの精霊のようなものだという。
ドミニオンのCarethilは、Ja-Reetのヒストへの新しく脆い繋がりを利用し、ヒストの記憶を盗みヒストの力を減じたのだという。
私は彼から、Carethilを止めることを頼まれた。
私はヒストの根の中(だと彼は言っていた)に送り込まれ、そこにいたCarethilと腐敗を殺した。
そして、Ja-Reetを苦しめていたクリスタルを破壊し――私はFal-Xocの小屋に自分の姿で戻っていた。
私は長い間眠っていたそうだ。
Fal-Xocに、Ja-Reetの問題になっていたエルフを殺したことを報告した。ドミニオンの魔術師はヒストの記憶を盗んでいたことも。
Fal-Xoc曰く、彼はこの経験を通じてヒストとの強い繋がりを得ることができたため、治癒師になるべきだと。
とりあえず、彼にこの話を伝えよう。
Ja-Reetは話せるようになっていた。今はヒストを聞くことができるそうだ。
さて、Fal-Xocは彼にここで治癒師になってほしいと望んでおり、Feyneは彼と共にNarsisへ帰りたがっている。
Ja-ReetはNarsisでは幸せではなく、Feyneはここでは幸せではないそうだ。
難しい選択を私に委ねられ、困ったが、Narsisはダンマーの街であり、明らかにアルゴニアン向きではない。また、治癒師としての訓練が終わればStormholdへ引っ越すことだってできるそうなので、ここで治癒師となることを勧めた。
私達ダンマーは長い寿命を持っているのだ。アルゴニアンが治癒師になるくらいの時間なんて、後から振り返ればあっという間だろう。もちろん、Feyneにとってはつらい時期になるだろうが……。でも、Narsisで夫がただの奴隷上がりの労働者としてNarsisで働くよりは、見ていて嬉しいと思うし。
とにかく、二人に幸せが訪れることをヒストに祈ろう。
Tah-Tehatは家に帰ってこない息子のWideem-Vohを心配していた。
どうやらドミニオンは村の若者を何人かさらっていったそうだ。他の者は戻ってきたが、息子は帰ってきていないみたい。近くで野営をしているらしいドミニオンを探り出し、彼の息子がどうなったかを調べに行くことになった。
Wideem-Vohは死体として見つかった。ひどい拘束をされていた跡があった。
それから、彼の首の周りにはネックレスの鎖が残っていたが、ネックレス本体はちぎり取られたようだ。せめてもの手向けとして探そう。
ドミニオンの兵士が持っていた、Wideem-Vohの名前が彫られた金のネックレスを見つけた。これを父親のもとへ届けるとしよう。
Tah-Tehatに彼の息子の死を伝え、ネックレスを渡した。
これは、かつて奴隷だった頃に主人から送られた品だったそうだ。
全てのダンマーが無慈悲ではないことの印としてこれを身につけていたみたい。
このような結果になってしまい、残念に思う。
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